No.11 大学選手権を終えて
ここ10年来応援しているC大とR大は、今季も(←も、というところが何とも悲しい
(;_;) )とうの昔に早々とシーズンを終えてしまいました。(この2校の<国立での対決>で「どっちを応援しよう!?」と真剣に悩みたい、とうのが我が家の願いなんですが…)。
加えて、今季は忙しくてちっとも競技場に足を運べず、いつもだったら(C大とR大を見る以外にも)他大学もできるだけチェックして、○○大学の□□選手はなかなか上手いとか今年の△△大学のラインは結構イイとか戦力把握するのも楽しかったのですがそういう事ができなかったせいもあり、どうも個人的に大学はあまり面白くないシーズンでした。
無理矢理にでも<面白いシーズン>にするために、どこかが早稲田に一泡吹かせて欲しかったのですが、正直言って「ここなら確実に早稲田を上回る」という学校はどこもなさそうで…。ですから決勝でどちらかが早稲田と対戦することになる、準決勝の関東学院vs法政も、まあ、どちらが勝っても期待できないし…と、気乗りしないままTVの前に座りました。
しかしそれが久々に「おっ この試合は…」という熱戦。どちらかといえば法政の方が好きなんですが、この試合はカントーが見事でした。もし私が関東学院のファンだったら「キャーツ! しびれた〜っ!!」って大騒ぎしただろう、と思うくらい。気迫でまさってましたね。
(それにしても準決勝でこのカードはないでしょう。同じリーグの1位、2位をどうしてわけないの? きっと、どこかの大学さんが、法政にしろカントーにしろ、決勝まで当たりたくなかったってことね…、と勘ぐりたくなる組み合わせです。)
で、この準決勝でカントーが素晴らしい試合をしたので、私としては大いに期待しての決勝戦だったのですが、結局は<大本命>早稲田が優勝を飾りました。
前半は期待通りの競った内容だったのに、さあこれから攻めるぞという後半、ラインアウトが全く確保できず、逆に相手(早稲田)にマイボールキープされてしまってはどうしようもない。せっかく番狂わせのチャンスだったのに、惜しかったです。
確かに早稲田のBKは「長いパス」を「速く通す」事ができると思うのですが、同時に対戦校がそのイメージに縛られすぎているような気がします。「あっという間」に「外」にふられる、という意識がありすぎて、実際には内をつかれているというパターンが多い。相手(早稲田)だって、自分達と変わらない大学生なんだから、もっとプレッシャーをかけていけばいいのに、と、ハタで見ている素人としては不思議です。それに、もっと自分達の側で主導権をとって、どんどん相手の弱点をついていくような仕掛けをすればいいのに…。早稲田の試合、そんなに見ているわけではありませんが、少なくとも私が見た中で、そういう仕掛けをやってみてくれたチームが一つもないのはちょっと理解に苦しみます(これも素人目ですが「あれは“穴”だろう」思えるところがあるんですけれど…、そうじゃないんでしょうか?)。
世の中のラグビーファンの大半の方は早稲田ファンのようですから、あまり書くと怒られるのもこわいで大概にしておきます。一応フォローしておくと、アンチ派の私ですが、LOはイイですね。羨ましいくらい。それと、昨季までの早稲田は、実力より成績が上回っていると感じることも度々ありました(組み合わせやらレフリングやら色々と…「勝たせてもらっている」と思えるような試合が見られました)が、今季は、公正に見て大学の中で一番バランスの取れた安定した力のあるチームではあったと思います。だから悔しいけど「やっぱり早稲田は強かった」と(ここは)言っておこう(笑)。…で、改めて(再び笑)「来期こそ打倒W!」。明治の復活はまだでしょうか? C大、R大(←R大は飛躍してくれそうな予感)にも期待。
05/01/10 佳
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