No.33 Classic All Blacks 対 JK Japan
アレジ選手、今季絶望的だそうで残念です。個人的に、彼の実力には全く
異論はないながら、JAPANというチームの「司令塔」には本来は日本人を置
いてほしい、という気がしていたので、例えばSOが小野君、になってもいい
と思うのですが、そういう事とは別に、W杯出場できるはずだったのに、と
気の毒です。まあ、そういうケースは他にいくらでもあるわけですけどね。
もう一つ驚きは岡仁詩氏の急逝。同志社は好きではなかったのですが、去
年、京都のおばが(私がラグビー好きなのを知っているので)「読んだ?」
と送ってくれた岡さんについての本が、なかなか興味深くて、色々感心し、
認識をあらたにしていたところでした。ご冥福をお祈りします。
さて、ここからは気をとりなおして元気にいきましょう。Classic All
Blacks!(以下CAB)今日は第2戦を見ました。神戸では空席も目につきま
したが、秩父宮はさすがにいっぱいの人で、国歌も一応、英詞の一番だけで
すが、「歌」がありましたし(神戸では歌がなくメロディが流れただけだっ
たので悲しかった)、ハカも、だいぶ気合いが入った感じでした(神戸では
ハーフタイムに子供達のハカ・パフォーマンスがあったのですが、「こっち
(子供のハカ)のほうがイイじゃん」と思ったくらいでした)。尤も、第1
戦が「やる気がなかった」わけではなく(Classicだろうが何だろうがAll
Blacksという名前がつく以上、絶対恥ずかしいプレーをしてはいけない、
という意識があるはずなので)、実際「力が出なかった」「動けなかった」
のだとは思いますが)、あれからきっと「もうちょっと頑張って動かなあか
んなあ」と反省したんでしょう(笑)、CABの出来は今日のほうが良かった
です。第1戦で全く走れなかったウィルソンがトライをしてくれて(=私の
感覚ではどうしても「トライをされた」ではなく「トライをとってくれた」
になってしまう)よかったよかった、だし、ロムーも、この前は前半早々に
ひっこんでしまったのですが、今日は何だか張り切ってました。一度トライ
チャンスにゴールライン手前で北川君に追いつかれ後ろからタックルされて
しまい、私は思わず叫びましたねえ。「あ、あ〜っ!? (タックル)する
なよ〜! トライさせてあげてよ、誕生日なんだから(←関係ない)、も
うっ(怒)!」。
それから、今日も途中迄はいいとこなしだったスペンサーが、後半、いく
つか見せ場を作ってくれたのが嬉しかった。個人的に今回CABのメンバー
の中で一番楽しみにしていたのがスペンサーでした。本当は私、この人の
ファンではなく、前回W杯でも「スペンサーより、この子(新星カーター)
のほうがいいと思うけどなあ」と不平を言ってたくらいなのですが、’05年
のBritish & Irish LionsのNZ遠征で、「NZマオリ」が「Lions」に勝った
試合(これを最後にスペンサーはNZを発ちEnglandへ移籍したのですが)で
のスペンサーに「やっぱ違うなあ、この人」と強烈な印象を持った(が、
ヨーロッパに行ってしまったのでそれ以来見る機会がなかった)ので、ぜひ
見たいよ〜と思っていたのです。バナナキック、ノールックパス‥。ああ、
懐かしい(笑)、これが見たかったのよ、ううっ(←泣いたり笑ったり怒
鳴ったりと忙しい)‥。
そんな具合で今日のCABは、「すごいっ!」と絶賛する程ではなくても、
少なくとも第1戦の欲求不満を解消するに十分なくらいは楽しませてもらい
ました、有難う、お疲れさまでした。
余談ですが、今日の解説ではじめて聞いたけど、ジョシュ・ブラッキーが
神戸製鋼に来るらしい、ひょえ〜っ!! ブラッキーってったら(昨日<素朴
な田舎の青年>とご紹介した)HighlandersのNo.7。McCawが居座ってなけ
ればABsに選ばれても全然おかしくない名選手です。ウィリスにクリブにブ
ラッキーかあ、神鋼、豪華ですねえ。神鋼だけじゃないですけど。去年コカ
コーラにRanby(マーク・ランビー)(←第1戦途中出場するもケガ退場で
心配してましたが、今日、元気そうな顔して画面にうつってたので良かった)
が来ると聞いた時も、同じく「ひょえ〜っ」でしたが‥。何年かたってMcCaw
が来たりなんかしたらどうしたらいいんでしょ(笑)。
07/05/12佳
(C) 2007 Copyright Kayoko Hosokawa All Rights Reserved.