No.128 French Rugbyに目覚めた?
(↑タイトル)‥なんてことはない(笑)のですが“Top14”なるもの
の準決勝がJスポで放映されるようだったので録画した‥はいいけれど、
見始めたら(いつもの副音声が)英語放送ではなく(仏の国内リーグなん
だから当たり前か)、と言って仏語放送が入っているわけでもなく(もし
入っていても全くわからない)、会場音のみでの放映でした。
今迄シャンパン・ラグビーに全く興味がなかったせいで、チームの特長
もわからなければ選手の名前も殆ど知らないので、「主音声(日本語解
説付)にしておけば良かった。そしたら少しは覚えられただろうに」と
思いましたが、白紙状態で見るのも却っていいかも、と気を取り直し観
戦。
準決勝-1 トゥールーズ 対 ペルピニャン
事前知識は「Toulouseって、この間Heineken Cupで優勝したチームだよな」
のみ。
ペルピニャンに至ってはなーんにも知らない。今回「あ、このお兄さん
(France代表のSH)はペルピニャンに所属しているのね」と学習しました。
代表選手はテストマッチで目にするので一応覚えているわけですが、で
も名前を知っているのは主将の7番(彼はToulouse)とエイト(Biarritz
所属)くらいではなかろうか、多分。
そんなお粗末な知識だけで、(HCでも優勝したし、見覚えのある代表クラス
の選手も大勢いた)Toulouseが強いんだろう、と思って見ていましたが、
Toulouseは主力級が何人か出ていなくて(温存したのか休養が必要だった
のか、解説もないので不明)、そのせいだけかどうかはわかりませんが負
けちゃいました。
準決勝-2 トゥーロン 対 クレルモン
「トゥーロンにはSony Bill Williamsがいる」。それだけはしっかりと頭
にインプットされていましたが、考えたらトゥーロンにはTana Umagaも、
それから何とWilkinsonもいたのでした。事前知識に無かったのか、と問わ
れれば「有った」のですが、なにせ“遠い北半球”(No.87参照)だししか
もフランスだし(笑)ということで、頭からスッポリ抜け落ちていました。
タナにウィルコにSBW(他にも途中で気がついたら南アのファンニーケルク
やアルゼンチンのコンテポーミとかが出ていて、相当なスター軍団)‥ど
う考えてもトゥーロンが強そう、と思って見ていましたが、結果はこれも
予想とは逆。
と言ってもこちらは大接戦。80分では決着がつかず10分ハーフの延長戦に
突入。そこで前半1PG、後半にトライ&ゴールプラス1PGを決めたクレルモ
ンが13点差として俄然有利になった、と思ったら、残り数分の反撃でトゥー
ロンがトライ&ゴールしワンチャンスで逆転可なところまで猛追。更に―と
いう雰囲気もあったのですが、時間切れで、なんとかクレルモンが凌ぎ切
りました。
実は、延長戦に突入する前(本戦の時間内)に、トゥーロンには微妙なPG(
Wilkinsonのキックが凄く高く上がり、ポストの間を通ったかどうかがわか
りにくかった)があって、ノーゴール(失敗)の判定だったのですが、解説
もなくイマイチわからないけど、あれは入っていたんじゃないかなあとも
思えるので(そしてあれが認められていれば3点差で勝っていたわけなの
で)、ちょっと不運な気もしました。
でも、クレルモンは単に“ラッキー”な勝利という感じではなくて、知っ
ている人がいない(つまり代表クラスはあまりいない‥はず)のに思いの
外良かった。FBのキックも冴えていましたが、10番の選手もなかなか‥。
決勝(13日放映)でもう一度見られるので今度は日本語音声にして勉強し
ようと楽しみにしています。
来季NZに帰国しCrusaders入りかと噂されているSony Bill Williamsは、
いまいちピンと来ませんでした。トゥーロンでは12番だけど、それってど
うなの?と思ってしまったし。でも、タナがついてますからねえ、彼がつ
いててそれでSBWに12をやらせてるってことは、認められてるか鍛えられ
てる(育てられてる)か‥って事なのかも。うーん、何か、この人には“
ギリギリ感”が無いんですよね。良いほうに(=まだまだ本来の力の氷山
の一角しか表れていないのが)大化けしてくれる、というのを期待したい
けど。
ところで、トゥーロンでWilkinsonの姿を目にした時‥というか彼がゴー
ルキックを蹴るシーンで、プフッと思い出し笑いしてしまった。
先週の牧Gの練習(スクール)では久々にゴールポストを設置。
早速皆それぞれにキックを蹴り始めた中、その大勢の子達よりも後ろ(遠
めの距離)かつ角度のある位置におもむろにティーを置いたのがT君。モー
ションに入ろうとするとすかさず「ちゃんとポーズを決めなきゃ!」とI
コーチ(T君父)の声が。父コーチのアドバイス(?)に耳を傾け、肘を
曲げて両手を組み、腰を落とす(目線は斜め上)Wilkinsonポーズを決め
るT君。がはは‥と大ウケする私の前で、Wilkinsonポーズから助走に入っ
た彼が軽やかに蹴り上げたボールは、見事にポストど真ん中を超えていっ
た。「おーっ!」感心していると父(Iコーチ)の一言、「そうそう。やっ
ぱり、形から入らなきゃ(笑)」。‥納得。形って大事だったのね。
PS そう言えば、うちのスクール、私の趣味で思いっきり「形から入っ
て」ます(紺赤ジャージ)!
<訂正>(6/12記)
IRB制作の『TOTAL RUGBY』という番組が、数週間遅れですが日本でも
放映されていて、一応毎回(例によってたまに失敗します)録画しておく
のですが見ないで放ってある事が多くて‥今朝、時間があったので3回分く
らいの録画をまとめて見たところ、ものすごーい勘違いをしていた事に気
が付きました。
その1 Super 14とHeineken Cupは決勝を先に見てしまいその後で準決
勝準々決勝と遡っている、という事はもちろん自覚していたわけだけど、
しかし、試合自体は自分の見た順番(Super14、Heineken Cup、Top14)で
行なわれていたのだと思い込んでいました。‥が、ぜんぜん違ってました。
Top14、Heineken Cup、Super 14の順だったそう。だからTop14の準決勝
で、ToulouseがHeineken Cupに備えて主力選手の何人かを温存してたわけ
なんだ。
その2 「このお兄さんはペルピニャンにいるのね」と学習した、などと
書いていましたが、学習してません。このお兄さん(モーガン・パレ←覚
えた!)がいたのはクレルモンのほうでした。で、15のキックが冴えてい
て10もなかなか‥と書いたのがペルピニャン。見事な勘違い。
やっぱ、知識ゼロの人間が会場音のみの放映を見ただけで(見直したり
確認したりせずに)書く、っていうのが間違いよね(とうわべは反省し
ているが実は懲りていない)。
(スター選手がぞろぞろいる)トゥーロンがどう考えても強そう、と
思っていましたが、クレルモンというのも、何度も決勝に進出している
強豪のようでした。が、優勝には手が届いてなかったそうで、今回こ
そ、ということだったらしい。で、ちなみに『TOTAL RUGBY』では
Top14決勝の結果もやったので、(日本での放映は週明けですが)クレ
ルモンが勝ってついに悲願の優勝を達成した、というのがわかってしま
いました。ま、いいけど。
2010/06/07 佳
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